Photoshopで写真を偽装工作、42日間の東南アジア旅行は全て嘘でした

By | 2015/04/07
Zilla van den Born


こんにちは、一向にPhotoshopを使いこなせない”Akkun”です。画像加工って難しいですよね。技術的な部分もそうですが、センスやデザイン力も必要になるからいろいろと大変です。

今回はそんなPhotoshopを巧みに駆使して、旅行写真を偽装工作したオランダの女子大学生をご紹介します。

Photoshopを使ったフェイク写真がすごい

Facebookのフィードを見ていると友達や家族が「旅行で海外行ってきました!」と写真を投稿してるのを見たことありますよね?

僕なんかはいつも「いいなー、羨ましいなー」と思いながら、楽しく見てるんですけど…実はそれらの写真全部ウソかもしれませんよ!

すみません。全部は言いすぎました。

というのもオランダでグラフィックデザインを学んでるZilla van den Born(ジーラ・ファン・デン・ボーン)氏が、SNSに「旅行で東南アジアに行ってきた!」と投稿した写真が実は全てウソだったというニュースがありました。しかもすごいリアル!

こちらがジーラ氏がFacebookに投稿した写真です。

Photoshopを駆使してまるで東南アジアを旅しているかのような写真

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いかにも東南アジアを楽しんでます!っていう画像ですが、これら全てPhotoshopで合成やら色補正やらで加工したものです。これは大学の研究課題で「SNS上で嘘の自分を作り上げることがどれぐらい簡単か」を調べるために行われました。

In our current Instagram society, Zilla wanted to prove that sometimes the things shared on social media aren’t necessarily true. With the help of filters and editing software, people are able to alter what “reality” really means.

今の Instagram などの普及している SNS 社会において、Zilla はソーシャルメディアが必ずしも真実を伝えているわけではないというのを実証したかったのです。先入観や写真の加工などによって、簡単に真実を”創る”ことが出来てしまうのです。
Yahoo!Travel – https://www.yahoo.com/travel/woman-fakes-her-vacation-with-photoshopped-pictures-97057292117.html

こちらがネタバレ画像。ほとんどが自宅があるアムステルダム内で撮影したものだそうです。

Photoshopの加工前

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おいしそうなアジアン料理も自分で作ったもの。

友人や家族とskypeで連絡を取っていたときも、自宅にいたんです。

東南アジアっぽいセットを部屋に作って、skypeで話しています。

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こちらは最後に種明かしをしたときの様子。友人達も「まさか!」と思いますよね。

いや〜、これだけクオリティの高い写真だと騙されますよ。しかもSNSって基本流し読みだから、疑う人なんていませんよね。写真の訴求力ってやっぱすごいんだなーと改めて感じました。

これからは写真があっても、全てを信用しないようにします。

嘘です。

それはそれで楽しいから、騙される側も体験してみたいです。Photoshopの新しい遊び方ですね!

Photoshopの神業スピードアート

こちらはおまけ動画。海外アーティストのPhotoshopを使ったスピードアートです。およそ4時間30分の作業を7分の映像に凝縮。神業的な技術をとくとご覧あれ!