インドで日本人女性がレイプ被害に。改めてインド旅行に行く前に注意すべき6つの項目

By | 2015/01/08
インドで日本人女性がレイプ被害に、インド旅行に行く前に注意しよう


新年早々、悲しい事件のニュースが流れてきました。

内容は、インド東部のコルカタという都市で22歳の日本人女性がレイプ被害にあったというもの。地元警察によると、日本人女性は1カ月間にもわたって監禁・暴行されたそうです。インド人の男5人は無事逮捕されましたが、インドでのレイプ事件は表沙汰にならないものも含めおそらくこれは氷山の一角。

そこで今回は同じような被害が少しでも減るよう、インドを旅行する上で注意すべき6つの項目を紹介します。インドは日本人にとって人気のある国ですが、一歩間違えれば大変な目に逢うこともあるので、ぜひ注意していただきたい。

もちろん、今回紹介することはインド以外の国でも通用するので覚えておいて損はないでしょう。

そして、注意事項を述べる前に、まず最初に言っておきたいことがあります。「自分は大丈夫だろう」と思わないこと。多くの旅行者が、海外で事件が発生しても他人事のように振舞っていますが、一歩外へ出れば、男だろうが女だろうが、英語、現地語が喋れる喋れない関係なく、アクシデントはみんな平等に訪れます。

なぜなら、あなたは日本人だから。多額の現金を持ち、高価なブランド品を身につけていると思われています。そして、何より日本人は安全に対しての意識が低いということを世界的に知られているのです。

あなたがどんなに安全に注意を払っても、相手は日本人という理由だけでふっかけてくる。まずはそこを踏まえた上で、下記の注意項目を見てください。

インド旅行に行く前に注意する6つの項目

インドで声を掛けられても全力で断る

今回発生した事件を例に出すと、被害にあった日本人女性は、ガイドと名乗る日本語が堪能なインド人の男から、仏教の聖地として知られる北部ブッダガヤへの観光に誘われたという。女性はそのまま男についていき、銃を突きつけられ、現金7万6000ルピー(約14万円)を奪われました。

特に女性に起こることですが、一人で街を歩いていると、インド人男性に声をかけられることがあります。話しかけてくる内容は様々ですが、上に出したように「案内してあげる」「何か手伝おうか?」というパターンが多い。向こうから話しかけてきた場合は、100%下心があると思って構わない

日本人は優しくされると、「NO!」と言えない人が多く、あいまいな態度は誤解を招くため、はっきりと断るようにしよう。そして、人気のない場所を歩くのはダメ。絶対。ちょっと遠回りになっても人通りのある道を歩くように!

買い物するときは人前で財布を広げない

海外ではクレジットカードが主流ですが、日本人はまだまだ現金を持ち歩く人が多い。場所によってはクレジットカードが使えないので多少なりとも現金が必要ですが、決して買い物をするときに多額のお金が入った財布を人前で広げるのはやめよう。

まとまったお金はクレジットカードで支払い、あとは小銭で払うなど、使い分けるようにした方がいい。そして、クレジットカードをまだ持っていないという人はすぐに作った方がいい。いろいろな特典も付いているため、下の記事を読むことをオススメします。

海外旅行でクレジットカードが必要な理由と使う際の注意点

対策としては財布を2つ持つこと。小銭だけが入った財布があれば、いざスリなどの被害にあっても少額で済む。ちなみに僕の場合は、現地で買ったマネークリップを使っていた。紙幣はマネークリップ、小銭はポケットに直で入れていました。

下の画像は、タイのクラビで買ったマネークリップ。東南アジアなら数百円ぐらいで買えるし、何よりかさばらないので、ちょっとした支払いには便利。

インド旅行に必要なマネークリップ

インドでは露出の多い服装は避ける

まず、日本と海外は文化そのものが違うということを知った方がいいです。日本ではオシャレで可愛い服装だとしても海外では刺激が強すぎるためターゲットになりやすい。海外の一部の国では、ミニスカートやショートパンツは売春婦と勘違いされることもあります。

オススメは動きやすいジーンズですが、インドは年間の平均気温が25℃以上ある暑い国。長ズボンとなるとさらに暑くなります。その時に便利なのがストール。腰に巻くようにすれば、足も隠せるし、風通しが良いため、多少は涼しくなります。また、バスや電車で長時間移動するときにストールはシーツ代わりにもなるので1枚持っておけばかなり重宝します。

また、ブランド品も窃盗のターゲットになるので持ち歩くのは避けよう。

宗教国インドならではのこと

インドは宗教大国で、男尊女卑が激しい地域もあります。一昔前まで、インド人の若者の中には外国人女性には何をしてもいい、という噂を信じていたものも多い。現在は観光客も増え、そういった考えは少なくなってきましたが、一部地域ではまだまだ注意が必要です。

改めてインド旅行に行く前に注意する

インドを旅行する際は、上記以外にも気を付けなければならないことはたくさんあります。

インドの悪徳旅行会社

インドには悪徳旅行社が数多く存在しています。特にデリーは、多くのインド旅行初心者が最初に足を踏み入れるため、そこを狙った悪徳旅行社が集結。手口としては、過去にそこの旅行会社でツアーを申し込んだ日本人の写真や手紙(それ自体偽物だと思うが…)を見せてきて、安心させたところで法外な料金のツアーを契約させられるという被害。

少しでも怪しいと感じたら、すぐにその場を離れるようにしよう。

インドの犬・狂犬病

インドというよりも日本以外の全地域で注意が必要なのが野良犬。特にインドは野良犬の絶対数が多く、もちろん首輪なんてしていません。ほとんどは、不健康そうな犬で、地面に寝ているだけですが、中には牙を出して敵意を向けてくる犬も。

野良犬で怖いのが狂犬病。発病してしまったら致死率ほぼ100%という非常に恐ろしい病気で、水と風を異様に恐れるという症状があり、発病後の治療法は確立されていません。世界で年間推定6万人が狂犬病で命を落としており、そのうち約2万人をインドが占めています。

狂犬病を発病している犬は、異常な行動をとっており、目がすわってヨダレをたれ流し、手当たり次第噛みついているので注意が必要。できれば、どんなに可愛い犬がいても近づかないようにしたほうがいいでしょう。

インド旅行に行く前の注意事項 – まとめ

以上6つを紹介しましたが、他にも注意することがあれば随時追加していきます。インドは好き嫌いがはっきり分かれる国だと言われていますが、インドの文化をしっかりと理解すれば好きという人が増えるのではないかと思っています。

インドはとても独創的で刺激的な国。旅行に行ってインドを嫌いにならないためにも、安全管理をしっかりして楽しい旅にしよう。

それではみなさん良い旅を!