
アメリカ・アリゾナ州の中北部『セドナ』は、赤い岩山が辺り一帯に広がり、古くからネイティブ・アメリカンの聖地として知られています。近年ではボルテックスと呼ばれるパワースポットが点在する”癒しの町”として人気があり、毎年約400万人の観光客が訪れる観光スポットとして人気があります。
この地域は、その見た目から「レッド・ロック・カントリー」とも呼ばれており、個性的な形をした赤い岩山にはそれぞれ、「ベルロック」、「カセドラルロック」、「コーヒーポットロック」、「スヌーピーロック」などの愛称が付けられています。
セドナはスピリチュアルな地域ということもあり、多くのセレブが愛し、”ウォルト・ディズニー”や”ニコラス・ケイジ”、”アル・パチーノ”、”マドンナ”などがセドナに別荘を保有しています。また、多くの芸術家がこのセドナに魅了され、この土地を芸術の拠点としています。
セドナはコロラド台地という火山地帯の活断層上にあり今も地殻活動が続いています。12世紀頃に爆発した多くの火山(休火山)が残っており、セドナの岩山が赤いのは、火山により生まれた豊富な鉄分(ミネラル)が多く含まれているのが原因です。この鉄分が酸化することにより、美しい赤い岩肌になります。
セドナをモチーフにした曲も多く作られており、アメリカの作曲家スティーヴン・ライニキーは、セドナの風景にインスパイアされ『セドナ序曲』を作曲し、また、エアロスミスが2006年にリリースしたベスト・アルバム『Devil’s Got a New Disguise – The Very Best of Aerosmith』に、セドナをモチーフにした曲”Sedona Sunrise”が収録されています。
スポーツ界でも、メジャーリーグのアリゾナ・ダイヤモンドバックスが2007年からユニフォームなどに使用しているチームカラーの赤い色は、セドナの赤い岩をイメージした”Sedona Red”と呼ばれる色です。
さらに世界各国にあるディズニーパークのローラーコースター「ビッグサンダー・マウンテン」は、セドナにあるサンダーマウンテンをモデルにしています。
アリゾナ州セドナのMAP
アメリカ南西部・アリゾナ州中北部にあるセドナは、州都フェニックスより北に2時間、州を代表する観光名所グランドキャニオンより南に2時間のところに位置しています。
パワースポット好き、洋楽好き、ディズニー好き、いろいろな人が楽しめるセドナ。アメリカを旅行する際はぜひ一度訪れてみてはどうでしょうか。
via : Wikipedia / visitsedona.com