
トンガリロ国立公園 – 映画『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影地
世界を滅ぼす魔力を秘めた1つの指輪をめぐり、選ばれし宿命の勇者9人と悪の勢力との壮絶な戦いを描く物語。
Wikipedia – http://ja.wikipedia.org/wiki/ロード・オブ・ザ・リング
ピーター・ジャクソン監督による映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作は、映画史上、最も規模の大きいプロジェクトのひとつと言われており、世界のみならず日本でも大ヒットを記録。
アカデミー賞では、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』が、ノミネートされていた11部門すべてを受賞して圧倒的な力を見せました。
映画の撮影地は広大な自然を持つニュージーランドの「トンガリロ国立公園」
その映画の撮影が行われたのが、ニュージーランドの「トンガリロ国立公園」。ニュージーランド第一号の国立公園として1894年に設立され、世界で4番目の国立公園として古い歴史を持つところです。
この公園は最高峰ルアペフ山、富士山に似た尾根を持つナウルホエ山、エメラルド色に輝く火山湖があるトンガリロ山の3つの山があります。この3つの山はマオリ族の聖地であり信仰対象ということが考慮され、文化と自然の複合遺産として世界遺産に登録されています。
ちなみに、ロード・オブ・ザ・リングの映画に出てくる「滅びの山」のモデルは最高峰のルアペフ山で、標高は2,797mです。タラナキの滝が映画ラスト・サムライでも使用され、壮大な土地を表現する映画や監督からは、圧倒的な支持を得ているのが「トンガリロ国立公園」です。
世界遺産トンガリロ国立公園でのアクティビティ
トンガリロ国立公園は世界遺産ですが、夏はハイキングや登山、冬はスキー、スノーボードを楽しむことができます。また、狩猟、釣り、マウンテンバイク、乗馬、ラフティングも盛んで、道中にはニュージーランドに生息している飛べない鳥で有名な「キーウィ」に出会えることもあります。
トンガリロ・アルパイン・クロッシングというトレッキングルートがあり、毎年夏には約7万人のハイカーで賑わいます。トンガリロ・アルパイン・クロッシングは日帰りですが、「グレート・ウォーク」のひとつでもあるノーザン・サーキットは4日間、ラウンド・ザ・マウンテンは6日間のトレッキングルートです。
他にも、ルアペフの火口など火山活動の様子やいくつもの滝を眺められる短い距離のルートがたくさんあります。
トンガリロ国立公園の景色
冬のトンガリロ国立公園
クレーター湖
タラナキの滝
シャンパンプール
エメラルド湖
トンガリロ国立公園へのアクセス
オークランドから車で約5時間。国道1号線を南下し、ハミルトンから国道3号線、さらに4号線に入り、国立公園を目指します。
バスの場合は、オークランドからトゥランギまでインターシティバスで約6時間。トゥランギからアルパインシーニックツアーズバスに乗り継ぎ約1時間。
列車を使う場合は、オークランドからナショナルパークまで約5時間30分。ナショナルパークからアルパインシーニックツアーズバスに乗り継ぎ約20分で着きます。
「キーウィ」の生息地なので車を使用する場合は十分注意してください。
ニュージーランドは自然が多く、映画ファン以外も十分楽しめます。広大な自然を求める方はぜひ、ニュージーランドの「トンガリロ国立公園」を訪れてみてください。
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