
本日もTravelPressにご訪問いただきありがとうございます。
今回はフィリピンにある世界遺産を一挙にご紹介します。とはいっても世界自然遺産3カ所、世界文化遺産3カ所の計6ヵ所なので、余裕がある人ならば1回の旅行で全部回ることだって可能です。(距離はありますが…)
Googleマップで世界遺産の場所も載せておくので、これから行きたいなと思っている方は場所を確認しておきましょう!
フィリピン
日本から飛行機で約4時間、大小7000以上もの島々からなる群島国家「フィリピン」。東南アジアに位置し、物価も安いことから日本人も多く訪れる観光地で、最近では欧米諸国よりも人気の高い語学留学地としても注目を集めています。
世界遺産の前に、まずは「フィリピンとはどんな国なのか?」を見てみましょう。
国名 | 正式名称は、フィリピン共和国(Republic of the Philippines) |
国旗 | ![]() |
人口 | 9839万人(2013年) |
面積 | 29万9404km2(日本の約8割ほどの広さ)、7107の島から形成されている。 |
首都 | メトロ・マニラ(通称マニラ) |
民族構成 | マレー系95%、中国系1.5%、ほか3.5% |
言語 | フィリピン語、英語 |
宗教 | カトリック83%、そのほかのキリスト教10%、イスラム教5%、ほか2% |
年間平均気温 | 26-27℃ |
雨季 | 6~11月 |
乾季 | 12~5月 |
群島国家
フィリピンの面積は約30万平方メートルで、日本の約8割ほどの広さです。日本にある島の数は約3千、フィリピンはその倍以上の7千もの島があり、一番大きな島はルソン島。約10万平方メートルの島でフィリピン全土のおよそ3分の1を占めています。
気候
フィリピンは、熱帯性気候のため年間の平均気温は26-27℃。一年を通じて半袖でもOKな土地柄です。雨季と乾季で分かれていますが、地域によってかなり差があるので注意が必要。また、雨期になると蒸し暑く、スコールに頻繁に見舞われるため旅行などでフィリピンに訪れる場合は乾季の方がいいでしょう。
治安
日本にいる感覚だと、危険な目に遭う可能性は高くなります。ですが、夜の一人歩きをしないなど観光客としての行動に注意していれば大きな犯罪に巻き込まれることはないでしょう。日本人旅行者のよくある被害として、スリ、置き引き、詐欺などがあり、お金目当ての犯罪が多く発生しています。観光地でないような田舎は比較的犯罪も少なく、外国人旅行者に親切だと言われています。
ここからはフィリピンの世界遺産をご紹介します。
フィリピンの文化遺産
フィリピンには世界自然遺産と世界文化遺産があります。まずは、人類の文化的活動によって生み出された世界文化遺産の3つをご紹介します。
バロック様式教会群
1993年に登録されたフィリピン初の世界遺産。フィリピンのルソン島、マニラ、パオアイ、サンタ・マリアにある4つの教会が登録されています。ヨーロッパのバロック建築の影響を受けた石造りの教会で、要塞として機能していた歴史があります。
マニラのサン・アグスチン教会は、1571年に建築されたフィリピン最古の教会と言われており、礼拝堂にはステンドグラスの窓、そして天井と壁には今も壁画が残っています。
コルディリェーラの棚田群
フィリピン・ルソン島中部のコルディリェーラ山脈に広がる棚田群(たなだぐん)。1995年に世界遺産登録された、世界最大規模の棚田です。日本にも棚田が広がる風景があるので、田舎住みの方は馴染みがあるかもしれません。
避暑地として有名な「バギオ」という街が近くにあるので、フィリピンの暑さに嫌気がさした方は訪れてみてはいかがでしょうか。
ビガン歴史都市
ルソン島の北部にある「ビガン」。1999年に優れた景観デザインや歴史が評価され街全体が世界遺産に登録されました。フィリピンは16世紀ころスペインの植民地だった歴史があり、特に建築物はその影響を大きく受けています。
もともとマニラやセブにも同様の街並みが広がっていましたが、太平洋戦争でそのほとんどは失われてしまいました。その中で唯一、当時の街並みを残しているのはビガンだけです。そういった歴史も含めて世界遺産に登録されました。
フィリピンの文化遺産
次は世界でも美しい自然や地域のみが登録される世界自然遺産の3つをご紹介します。
トゥバタハ岩礁海中公園
1993年に自然遺産としてはフィリピン初の世界遺産に登録された「トゥバタハ岩礁海中公園」。2009年には登録範囲を拡大し、トゥバタハ岩礁海中公園→トゥバタハ岩礁自然公園と名称を変更。
南アジア最大ともいわれる2つの岩礁と大きな珊瑚礁から形成されており、海には500種類以上の魚と350種類以上のサンゴが生息しています。オーストラリアのグレートバリアーリーフと並ぶほどの人気があるダイビングスポットです。
プエルト・プリンセサ地底河川国立公園
「プエルト・プリンセサ地底河川国立公園」は、フィリピン南西にあるパラワン島の世界一長い地底河川のある国立公園です。絶滅の恐れのある種の生息地でもあり、1999年に洞窟内に流れる地下川の保護を目的に世界遺産登録されました。
全長8.2kmもの長さがあり、洞窟の壁には2000万年前のジュゴンの化石が発見されたことも。ツアーに参加すれば洞窟内部に入ることができます。
ハミギタン山地野生生物保護区
ハミギタン山岳地域野生動物保護区は2014年とまだ最近になって登録された世界遺産です。
ミンダナオ島にあるハミギタン山地の約2万6千ヘクタールの保護区は、標高差と高温多湿な環境なため、1380種もの野生生物が生息しています。そのうち341種がフィリピンの固有種で、ここでしか見ることができない生物も8種類います。中には多数の絶滅危惧種に指定されている動物も。

SONY DSC
おわりに
最後にフィリピンの世界遺産6ヵ所にピンを打ったGoogleマップを載せておきます。ぜひ地図を拡大して見てくださいね。
関連記事 : ガチ留学.comの口コミと評判【フィリピン・セブ島格安英語留学】