バイカル湖 – 凍った姿はまさに絶景
「シベリアの真珠」と称される世界遺産『バイカル湖』。ロシア南東部のイルクーツク州とチタ州に挟まれた三日月型の湖です。地球最古の淡水の湖であると同時に、世界の淡水の5分の1を保持する最大最深の湖でもあります。
冬になると、気温マイナス38度の寒さと風によって作られる流氷の厚さは1m前後。その湖面の流氷同士がぶつかり、時には15mもの厚さになることがあります。
他の湖と違う点は、凍ったときにターコイズのような神秘的な色を放っているということ。バイカル湖の水は不純物をほとんど含んでいないため、太陽光の中の青い光を完全に通過させ、綺麗な色を出しています。
バイカル湖の氷が出す素敵な音楽
ロシアのバイカル湖が美しいのは見た目だけではありません。下の動画はパーカッショングループ『ETHNOBEAT』というグループが、バイカル湖の氷を太鼓に見立てて音楽を奏でている映像です。想像している音とは全く違うので、きっと驚くはず!
ロシア『バイカル湖』のMAP
シベリアの内陸部に位置するバイカル湖は、首都モスクワから5000km以上も離れているため、ロシア人にとってもバイカル湖は遠く神秘的な場所です。そんなバイカル湖に行くには、まずイルクーツクという街を目指します。
イルクーツクからは、約70kmの距離なので、バスやタクシーで行くことができます。リストビャンカという街まで辿り着けば徒歩で湖岸に出られます。
オススメは、ロシアと言えばやはりシベリア鉄道です。バイカル湖はシベリア鉄道の車窓からも見え、ウラジオストクからイルクーツクへ向かう途中とムイゾヴァヤからスリュジャンカの間は湖の南西部に沿って列車が走るため、3時間ほどバイカル湖を見ながらゆっくり鉄道旅を楽しめます。
Source : My Modern Metropolis