
今では、日常的に使われている”インターネット”。日本では当たり前に使われているものですが、世界でのアクセス状況はどうなっているのでしょうか?
サーチエンジン「Shodan」の創始者である”John Matherly”氏は、8月2日に世界中の全てのIPアドレス(各PCのインターネット上の住所のようなもの)に向けて、ネットーワークの疎通状況を解析できるPingを送信しました。そのロケーションを世界地図にマッピングし、反応があったアドレス所在地を地図上の点で示した画像をツイッター上でつぶやきました。
Pinged all devices on the Internet, here's a map of where they're located 🙂 pic.twitter.com/G3fiNcKCul
— John Matherly (@achillean) 2014, 8月 28
地図上で赤い所ほど、インターネットの利用が盛んなことを表しています。
現在、世界では約30億人がインターネットを利用していると言われています。欧米や日本は言うまでもなく、中国やインドをはじめとしたアジア諸国、そして南米にも赤色のゾーンが見えますが、やはり、インターネットを使えるのは、局地に集中しており、それ以外の地域はほとんど反応がないという結果でした。
Matherly氏は、このデータを集めるのにわずか5時間しかかからず、逆に、画像の生成には12時間が必要だったと述べています。また、この方法でPingが届いたのはルーターのような直接インターネットに接続されているデバイスだけだったとのことですが、一部スマートフォンにも届いていたようです。
私たちが当たり前のように使っているインターネットですが、世界人口が約60億人と考えると、半分の30億人はインターネットを使っていないという事です。
Matherly氏は、今後もこの調査を続けていくということで、年単位でどういった変化を起こすか注目していきたいです。
John Matherly :
Shodan | Twitter
via : The Huffington Post