
ピンク色の湖『ヒラー湖(ピンクレイク)』
西オーストラリア州には、珍しい「ピンクの湖」がたくさんあることをご存知でしょうか。ヒリアー湖こと「ピンクレイク」も、その名のとおりピンク一色に輝くことで有名な西オーストラリア州にある湖です。
エスペランス沖のルシェルシュ群島の中で最も大きいミドル島にヒリアー湖はあり、上空からだと風船ガムのようなピンク色に見えます。周りには砂、ペーパーバークという植物、そしてコアラの主食として有名なユーカリの木などに囲まれている自然豊かな場所。
鮮やかなピンク色の原因は不明
湖幅600メートルほどで水深もとても浅い小さな湖で、鮮やかなピンク色の原因は完全には解明されておらず、科学者たちによると栄養素濃度の低さやバクテリアや藻の種類、海塩と重炭酸ナトリウムの蓄積反応などが原因ではないかと考えられています。
天候の条件がそろうと、湖の色は薄いピンクになります。これは水中に密集する藻類によるもの。 ピンク・レイクの展望台まで歩いて行くと、湖の美しい眺めを満喫できます。
手付かずの大自然の中にあるヒラー湖
このピンクレイクに関しては、冒険家マシュー・フリンダーズ(Matthew Flinders)が1802年に書いた日誌に「周辺の海を見渡すためにミドル島の頂上(現在のフリンダーズ・ピーク)まで登ったときに、この珍しい湖を偶然発見した」という記述があります。
ミドル島とピンクのヒリアー湖は、手付かずの自然の中にあり、 ヒリアー湖はミドル島の頂上からでしか見ることができません。また、固有種の鳥や渡り鳥が多数いることから、バードライフ・インターナショナルにより重要野鳥生息地に指定されています。
オーストラリア・『ヒリアー湖(ピンクレイク)』へのアクセス
観光するには、入念な計画が必要になります。1番近い主要な都市はパースで、そこから車で実に7時間半程かかり、飛行機でも約1時間30分という距離に。
しかも、あまり期待していくとしばしばガッカリする事もあり、ピンク色に見えない事の方が多いようです。ピンクレイクの近くにはグレートオーシャンドライブと呼ばれる海岸沿いのドライブコースもあるので、ついでぐらいの感覚で観光することをお勧めします。
もし見ることができれば、きっと一生の思い出になることは間違いありません。オーストラリアを旅行の際は、ちょっと遠いかもしれないがピンク一色に染まる湖『ヒリアー湖(ピンクレイク)』に行ってみるのも良いかも!
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