これぞまさに秘境!ベトナムにある世界最大の洞窟「ソンドン洞」

By | 2015/03/31
ベトナムにある世界最大の洞窟ソンドン洞-02


洞窟って冒険心をくすぐる何かがありますよね。しかも世界最大の洞窟って…。きっと地底人がいるはず。

ベトナムにある世界最大の洞窟「ソンドン洞」

2015年時点で世界最大の洞窟に認定されている「ソンドン洞」。ベトナム中部のフォンニャ=ケバン国立公園にある洞窟で、幅約200m、高さ約150m、そして奥行きは8km以上もある超巨大洞窟です。今回は神秘のベールに包まれたソンドン洞をご紹介します。

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ソンドン洞が発見されたのはまだ最近のこと

2009年にイギリスの調査隊に発見されたばかりで、それ以前は現地の人しか知らない未開の地でした。現在も調査が行われておりますが、未だ洞窟の全貌は明らかにされていません。

ちなみにベトナムを旅した気分になれる動画5選という記事も書いているのでそちらもご覧あれ!ベトナムの素晴らしさが存分につまっています。

ベトナムにある世界最大の洞窟「ソンドン洞」

もともとは、1991年にHo Khanh氏という現地の人が第一発見者でした。しかし、詳しい研究はされておらず、2009年になってから英国洞窟研究協会が本格的な調査を開始。学術的探査を行った結果、世界最大であることが分かりました。入り口付近の穴は、40階建てのビルがすっぽりと収まる規模のサイズです。

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ソンドン洞内には新種の生物も?

これだけ大きな洞窟なのに、6年前まで誰も知らなかったというのが驚きです。どうやら現地の人は発見しても、入り口が急な崖になっていたために中に入ることはなかったそうです。

洞窟内には地下河川が流れており、新種の生物も生息すると考えられています。また、すでに数多くの新種の植物や古代の苔類などが発見されており、数百年かけて形成される「ケイブパール(洞窟真珠)」という希少な天然鉱物もソンドン洞内部にあります。

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ソンドン洞の周りには300もの洞窟がある

ソンドン洞があるフォンニャ=ケバン国立公園はカルスト地形という、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された土地です。雨水や地下水などに浸食されやすいため、ソンドン洞以外にも大小合わせると約300以上もの洞窟があります。

また、ソンドン洞の中央部には天井が崩れ落ちてできた「Garden of Edam(エダムの園)」と呼ばれる巨大ジャングルがあり、外に生息している猿などの野生動物を洞窟内で見ることができます。

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2014年から探検ツアーを開始

2014年からベトナムの旅行会社Oxalis社が、一般観光客向けの内部探検ツアーを開始。6日間の日程で料金は約3000ドル。宿泊代やガイド料、食事、また、洞窟の中を探検するために必要なツールが一通り含まれています。しかし、それでも高い!という方は、 BBCがソンドン洞内部を撮影した動画があるので、ぜひそちらをご覧あれ!

また、中国やベトナムで活躍している洞窟写真家Ryan Deboodt氏がドローンで空撮した映像もあります。入り口付近から約3kmくらいまでを撮影した6分間の映像。神秘的な雰囲気に包まれたソンドン洞内部が撮影されています。

ベトナム・世界最大の洞窟「ソンドン洞」へのアクセス

Oxalis社が開催するツアーは、フエが発着点になります。ダナン空港からフエまでバスで約2時間。ハノイかホーチミンからは国内線を利用で約1時間。フエからはツアーのバスでソンドン洞まで向かいます。

フォンニャ=ケバン国立公園は、面積の95%が原生林。個人で行くのは非常に困難なため、ツアーを利用するのが一般的です。ツアー料金は少々お高いですが、一度でいいから世界最大の洞窟を自分の目で見てみたいですね!


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