
ツアーコンダクターの仕事
旅行の企画・手配などを行う「ツアーコンダクター」。ツアーコンダクターは添乗員とも呼ばれ、パック旅行や団体旅行などのツアーに同行し、そのまとめ役となるお仕事です。
ツアーコンダクターの仕事は、出発前の事前準備から始まり、お客さまたちが安全で快適なツアーができるよう、様々なことに柔軟に対応していきます。
スケジュールに沿ってお客様を観光地に案内したり、観光イベントの確認、現地の交通状況や地理、歴史などの情報収集など旅行好きの方であればその知識が存分に生かされる職種です。
ツアーコンダクターになるには
ツアーコンダクターの仕事に就いている人は業界全体で1万5000人前後。そのほとんどの人がツアーコンダクター専門の派遣会社等に登録し、ツアーごとに依頼を受けて働いています。
基本的に、就職時に必要とされる資格はなく、未経験からプロになれるお仕事です。ただし、海外添乗を目指す場合は語学力を問われることがあります。
ツアーコンダクターの資格
就職後や派遣登録後は一定の研修や実務経験を経て「旅程管理主任者」の資格を得ることが必要です。一人で添乗業務をするためには必須の資格となっています。
さらに、「旅程管理主任者」には、「国内旅程管理主任者」と「総合旅程管理主任者」の2種類があります。「国内旅程管理主任者」は国内旅行のみしか取り扱うことができませんが、「総合旅程管理主任者」を取得すると国内に加え、海外での添乗もできるようになります。
オススメの派遣会社
手っ取り早くツアーコンダクターの職に就くのでしたら、業界をリードする大手派遣会社「旅行綜研」がオススメです。
旅行綜研は、HISのインプレッソ(添乗員が同行する周遊型パッケージツアー)を一手に引き受けており、登録者数も全国で約1200名ほどいます。未経験からはじめた19歳~50代の男性女性が活躍しており、ツアーコンダクターが初めての方も安心して働くことができます。
1973年からツアーコンダクターの育成に携わり、格取得から実務まで経験豊かなトレーナーが指導します。
旅行綜研の詳細
旅行綜研 | |
オススメ度 | ★★★★★ |
運営会社 | 株式会社旅行綜研 |
公式サイト | http://www.tm-a.co.jp |
説明会開催地 | 全国9カ所の支店・営業所(東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・広島・鹿児島・福岡・沖縄) |
説明会参加費 | 無料 |
応募資格・必要なスキル | なし |
主なパートナー クライアント |
株式会社ジェイティービー 株式会社エイチ・アイ・エス クラブツーリズム株式会社 株式会社阪急交通社 ANAセールス株式会社 株式会社JALパック 株式会社ジェイアール東海ツアーズ 名鉄観光サービス株式会社 京王観光株式会社 西鉄旅行株式会社 株式会社タビックスジャパン 読売旅行株式会社 他全国150社以上 |
説明 | 添乗員ツアーコンダクター派遣、航空会社グランドスタッフの旅行綜研。添乗員採用説明会予約受付中!未経験者、新卒者歓迎. |
ツアーコンダクター(旅行綜研)の体験談
派遣社員として10年ほど働いておりました。会社名は「旅行綜研」という、ツアーコンダクターの派遣会社としては草分的な存在の会社です。
世界情勢で仕事の量は変わる
この業界は、人材の募集は常に行われていると思いますが、需要と供給の変化が激しいので、その時々で就職後の状況も違ってきます。例えば、日本経済が好調なとき、円高が続いているときなどには海外旅行客が大幅に増加して需要が高まります。
需要が増せば、それこそ猫の手も借りたいほどの人手不足となり、新人でも容赦なく海外へと派遣されます。
逆に、日本経済が低迷しているとき、円安が続いているとき、そして社会情勢が不安定な場合、もっとも大きく影響を受けるのが、テロや戦争、病気の蔓延などが起こったときです。こういった状況には、海外旅行客が減少して需要が低くなります。
そういった場合には、待機している派遣添乗員の数も増え、新人にはなかなか海外の仕事が回ってこない事になります。
資格は就職後に取得
通常は、旅行業務取扱管理者の資格を持っていなければ、2日間の基礎研修会に参加し、その後、試験を受けて添乗をするために必要な旅程管理士という資格を取得する事になります。
費用は、13000円ほどですが、こちらの試験は2日間の研修さえしっかり聞いていれば、大丈夫かと思われます。
その後、実際に添乗業務につく訳ですが、こちらも、その時のツアー次第で、メインの添乗員のサブとしてデビューできる場合、何台口かのうちの1台を任される場合、単独でデビューする場合など様々です。
私の場合は、まず単独で、国内を5回ほど添乗し、その後直ぐに、やはり単独で海外添乗になりました。
ツアーコンダクターの給料
給料は、派遣の場合は日当です。当時は国内で1日6000円程度〜、海外で8000円程度〜のスタートでした。そこから、添乗に出た時間数で加給されていくシステムです。ツアーに食事が付いていない場合などは、食費は別途支給されます。
現在は、日当自体はもう少し上がっているようですが、一部派遣先のツアーを主催する旅行会社によっては時給になっているところもあるようです。
仕事は大変だが、やりがいはある
体力と、先を読む力、臨機応変さ、判断力、お客様に対応するサービス精神などなど様々なものが要求され、ツアー先となる国の事情などもあり、一度ツアーに出ると、ほとんどノンストップで働き続ける事になります。
それでも、何事もなく、たとえ何かが起こったとしてもそれを丸く治めて帰国し、お客様から「ありがとう」「楽しかった」「また行きたい」といった声を頂くと非常にやりがいを感じます。ツアーコンダクターは様々ある職種の中でもトップクラスで満足感のある仕事だと思います。