
ワードプレスではもはや必需品とも言える「All in One SEO Pack」。ほとんどの人はSEO関連の設定をこのプラグインで行っていると思います。
記事毎にタイトルやディスクリプション(ページの説明文)、キーワード設定できるのでめちゃくちゃ便利なんですが、実はそれ以外にもFacebookのOGP設定やTwittercardの設定もAll in One SEO Packでできることをご存知でしょうか?
「そんなの知ってるよ!」という声が聞こえてきそうですが…
「知らなかった」という人も中にはいると思うので、今回はAll in One SEO Packを使ってOGP設定する方法を紹介します。まずは軽くOGPについて説明します。と、その前に設定方法だけ見たいという方のために目次をどうぞ。
OGPとは?
OGPとは「Open Graph Protocol」の略で、SNS(フェイスブックやツイッター、グーグル+ etc.)でホームページやブログの記事がシェアされた時に自動でそのページのタイトルや説明文、サムネイル画像などを表示させる仕組みのことです。
下の画像はURLだけをFacebookに投稿したもの。OGP設定することにより、赤枠で囲んだ部分が出てきます。
文字だけよりも断然見やすくなり、興味を持ってくれる人が多くなりそうですよね。Twitterも同じです。
とまぁ、OGP設定することはもはやホームページやブログを作る人にとっては常識なんですが、じゃあ、なぜ僕が今回「All in One SEO Packでもそれができるよ!」とわざわざ言っているのかというと、理由は4つあります。
1.All in One SEO Packでのやり方が検索上位に来ない
一つ目の理由は、OGP設定のやり方を検索すると「このタグをhead〜/headの中に入れて…」っていう説明の記事ばかりなんですよね。もちろん、みなさん丁寧に分かりやすく説明しているので、その通りにやっていけば出来るようになります。
ただ、「やっぱりAll in One SEO Packでやった方がいいよなぁ」と個人的には思うんですよ。まぁ、「OGP設定」で検索するんだからそういった記事が出てくるのは当たり前のことなんですが^^。
2.OGP設定は手動でやるとめんどくさい
二つ目の理由は、OGP設定を手動でやるとめちゃくちゃめんどくさいということ!めちゃくちゃは言いすぎましたが、僕がまだブログを始めた頃、下のようなタグを設定しないといけないのですが、結構苦労した覚えがあります(僕の理解力が少ないだけです;)。
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<meta property="og:title" content=""> <meta property="og:url" content=""> <meta property="og:image" content=""> <meta property="og:site_name" content=""> <meta property="fb:admins" content=""> <meta property="og:description" content=""> |
3.どうせAll in One SEO Packのプラグイン入れてるなら…
OGPを設定する場合、手動で導入する他にも、「Open Graph Pro」などのプラグインを使ったやり方があります。ただ、プラグインをたくさん入れるとサイトが重くなっちゃうし、管理もめんどくさくなるんですよ。となると、ほとんどの人が導入しているであろう「All in One SEO Pack」で設定できるなら、そっちの方がいいですよね!
4.All in One SEO PackをSEO対策だけじゃね?と思ってる人が多そう
All in One SEO Packのプラグインを導入したら、デフォルトで記事作成画面の下にSEO設定の項目が出てくるんですが、それだけで満足してる人が多いと思います。OGPやTwittercardを使用する場合、別で「Social Meta」というのを設定しないとできないので、気付いていない人も中にはいるかもしれません。
という上記4つの理由から、今回この記事を書いて、「TravelPressにたまたま来ちゃった。テヘ!」って人に少しでも知ってもらおうと思いました。今からやり方を説明しますので、まだOGP設定していないという方は、ぜひ参考にしてください。
All in One SEO Packを使ったOGPの設定方法
All in One SEO PackのOGP設定以外は「バズ部」の記事が一番わかりやすいです。トラベルプレスでは、All in One SEO Packは導入してるけどまだOGP設定はしていないという人に向けてやり方を説明します。
バズ部 – All in One SEO Pack の設定方法と使い方
Social Metaを有効にする
プラグインを導入してる人はワードプレス管理画面の左メニューに「All in One SEO」という項目があり、そこにマウスを当てると「Feature Manager」が出てくるのでクリックします。
そうしたらAll in One SEO Packで使えるサービス一覧があるので、真ん中の「Social Meta」で「Activate」をクリックします。
すると白黒だったSocial Metaのイラストがカラーに変わり、管理画面の左側に新しく「Social Meta」の項目が追加されるのでそこをクリック。
ここからFacebookのOGP設定とTwittercardの設定を行うので詳しく解説していきます。
General Settings
まずはGeneral Settingsから。
デフォルトでは「Autogenerate OG Descriptions」にチェックが入ってると思うのではずします。これは、メタディスクリプション(ページの説明文)は自動生成ではなく、「記事ごとに行う」という内容にしています。
Home Page Settings
「Home Page Settings」では、サイトやブログのトップページがSNSでシェアされた時の設定を決めます。
ここはワードプレスで設定しているサイト名だったりページの紹介文を書けばいいです。画像は1200×630を推奨しています。
Image Settings
「Image Settings」は、記事がシェアされた時の画像を設定します。
「Use default If No Image Found」にチェックを入れる以外、特に設定する必要はありません。もし、シェアされる時に画像を表示させたくない場合は、デフォルト画像を設定しておきましょう。
Facebook Setting
FacebookのプロフィールID
FacebookのプロフィールIDは、「http://graph.facebook.com/⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎」の⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎の部分に個人のFacebookページのURL「https://www.facebook.com/ の後ろの文字列」を入力して、ブラウザでアクセス。一番上の”ID”の部分に表示された数字がFacebook IDになります。
Twitter Setting
「Twitter Setting」では、Twitterカードの設定を行います。
※1 Twitter Domain (http://は入力不要)
「Show Twitter Author」にチェックを入れると、ワードプレスのユーザー情報画面にTwitterの入力項目が追加されます。
ここにTwitter IDを入力すると、Twitterカードに著者情報が追加されるようになります。
Twitterカードの動作確認 & 申請
今度はTwitterカードの動作確認と申請手続きを行うため、Card validatorにアクセスします。
アクセスしたら、サイトURLを入力し「Preview card」を押しましょう。
すると右側にプレヴューが表示されます。もしまだサイトが未登録の場合「Request approval(承認を要求する) 」ボタンが表示されるのでクリックして申請します。
申請の手続きは、Twitterカード公式サイト(日本語)かWeb担当者Forumで分かりやすい説明が書かれているので参考にしてください。
最後にもう一度ワードプレスに戻り、ソーシャルメディア用のタグが重複していないかをチェックします。
以上でFacebookのOGP設定、Twitterカードの設定は完了です。お疲れさまでした。
まとめ
面倒なタグ打ちもないし、OGPのためだけにプラグインを入れる必要もありません。All in One SEO Packだけでこんな簡単にできるんです。
OGP設定とTwitterカードを導入すれば誰がどんな記事をシェアしても同じように表示されるため、拡散力がぐっと上がります。一生懸命書いた記事を一人でも多くの人に読んでもらうためには必須のツールでしょう。
All in One SEO Packだけでできるので、ぜひこの機会にOGP、Twitterカードを設定しましょう!