
死ぬ間際にもっとも後悔する5つのこと
皆さんは人生の最期を想像したことあるでしょうか。もし今日がその日だったらあなたは何を思いますか?
終末期ケアに携わり、患者が亡くなる前の数週間をともに過ごすオーストラリア人看護師のBronnie Ware(ブロニー・ウェア)氏。彼女によれば、ほとんどの人は死の間際に人生を振り返り「後悔や反省」の言葉を残すといいます。
彼女はその時に聞いた患者たちの言葉を、ブログで記録し、一冊の本『The Top Five Regrets of the Dying(死ぬ瞬間の5つの後悔)』にまとめました。
特に死を間近に控えた人々が口にした後悔の中で多かった5つは以下のようになるそうです。
The Top Five Regrets of the Dying(死ぬ瞬間の5つの後悔)
I wish I’d had the courage to live a life true to myself, not the life others expected of me.
「自分らしく生きれば良かった」という後悔。彼女によれば、これが一番多かった後悔だそうです。ほとんどの人が、描いていた夢の半分も実現させられないまま病の床につき、強く無念を感じるようです。
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I wish I didn’t work so hard.
この言葉は、看護にあたった多くの男性が残した言葉。小さかった子供や自分の伴侶ともっと一緒に時間を過ごすべきだったと後悔したそうです。
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I wish I’d had the courage to express my feelings.
波風を立てまいとして自分の感情を押し殺してきた結果、内にネガティブな感情を抱き、可もなく不可もない存在で終わってしまったという無念が最後に訪れるようです。
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I wish I had stayed in touch with my friends.
死を目前に控えると、お金儲けや地位といったことは意味をなさず、友人の本当のありがたさに気づきます。忙しさを理由にして、連絡が途絶えてしまったかつての友達に想いを馳せ、再会できないまま最期を迎えることを後悔する人が多かったそうです。
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I wish I had let myself happier.
周りの人にどう思われるか気にしたり、変化を無意識に恐れ選択を避けていた人生に気づき、本当の意味で人生を楽しめないまま終わりを迎えた人が多かったそうです。
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これを読んで不快感を覚えたり落胆される方もいると思います。ただ、彼女によれば、最終的には死への恐怖や怒りといった感情を克服し、多くの患者はとても穏やかに息を引き取っていかれたそうです。
「常に自分の死を意識して人生を過ごす」というのは無理があると思いますが、もし大きな選択を迫られた時、「明日、人生が終わるかも」という考え方をしてみてはいかがでしょうか。
Source : Top five regrets of the dying