
マーク・ザッカーバーグ「2015年の挑戦は2週間に1冊本を読む」
フェイスブックの最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ氏は毎年恒例の「今年の挑戦」のアイディアをフェイスブックで募集。
過去の挑戦の中には、「自分で殺した動物の肉以外は食べない」というユニークなものもあり、今年の挑戦も注目を集めたが、どうやら2015年は「2週間ごとに1冊新しい本を読む」に決まったようだ。
約5万人から提案があり、その中で「読書」というキーワードを挙げる人が多かったらしく、ザッカーバーグ氏自身も、異なる文化、信念、歴史、テクノロジーについて学ぶと述べている。
新年一発目に選んだ本は、ベネズエラ出身のコラムニスト、モイセス・ナイム氏が書いた「ジ・エンド・オブ・パワー(権力の終わり)」という経済本。
指導者と個人、その間にある権力の配分を考察した本で、フィナンシャルタイムズの2014年ベスト・ブックにも選ばれている。
マーク・ザッカーバーグが最初に選んだ本は即刻売切れ
フェイスブックでその報告をしたところ、なんとAmazonでは3時間で完売に。この異常事態に、出版元が増刷に取り組んでおり、現在は無事に「在庫有り」になっている。
過去、この本は売り切れることはなかったが、ザッカーバーグ氏の推薦により、このような事態が起こったようだ。さらに、ザッカーバーグ氏はA Year of BooksというFacebookグループを作り、すでに10万人以上に「いいね!」されている。
ザッカーバーグ氏自身のFacebookページにも2300万人のファンがついており、そのカリスマ性はもはや神の領域だ…。
マーク・ザッカーバーグが投稿した今年の挑戦一覧
ちなみにザッカーバーグ氏の今までの「今年の挑戦」はこちら。
2009年 毎日ネクタイをつけて会社に行く
2010年 毎日中国語を勉強する
2011年 自分で殺した動物だけを食べるようにする
2012年 毎日コンピューターコードを書く
2013年 毎日会社の外で新しい人と会う
2014年 毎日誰かに感謝の気持ちを手紙(メール)にして送る
2011年はちょっと特異だが、それ以外は誰にでもできそうな目標設定。今年はみなさんも、ザッカーバーグ氏と一緒に読書に挑戦してみてはいかがだろう?
ということで、僕はこれを新年一発目に読んでみる。沢木耕太郎の「旅する力」。
旅とは何か、なぜ人は旅へと駆り立てられるのか? 冒険と叙情に満ちた紀行文学であり、瑞々しい青春記でもある名作『深夜特急』の誕生前夜、若き著者には秘められた物語の数々があった……。幾多の読者からの絶えざる問いかけに初めて、そして誠実に応えた〈旅〉論の集大成、著者初の長篇エッセイが本書である。「恐れずに。しかし、気をつけて」これから旅立つすべての人に――。
ザッカーバーグ氏は2週間に1冊、年間では24冊だと考えるとそこまで難しくない…と思う。本を読みたいときと読みたくない時の差が激しいから、ぶっちゃけ分からないけど…。なんとか頑張ります!