ウィルダネス(Wilderness Act)50周年を祝う写真展がスミソニアン博物館で開催
By writer | 2014/09/04
海外では、人の手が付けられていない、ありのままの自然が残された場所を『ウィルダネス(Wilderness)』と言い、ごくごく一般的に使われている単語があります。
もともとは、アメリカの殆どを占めていたウィルダネスですが、開拓や近代文明が発達していき、徐々に失われていきました。今、残っているウィルダネスは、アメリカでは国土の5%(約109億エーカー)ほどです。
そのため、1964年に、”Lyndon B. Johnson”大統領により、ウィルダネスの保護・管理を目的とした『Wilderness Act』と呼ばれる法案が署名されました。
開拓が及んでいない地域をウィルダネス地区に指定。自然や野生動物の保護を優先し、森林火災や商用目的の放牧、伐採、さらには既存の歴史や考古学的遺産など多方面にわたる管理がされるようになりました。
スミソニアン博物館では、2014年9月3日から2015年にかけて、この『ウィルダネス(Wilderness Act)』50周年を祝う、写真展が開催されました。展示の他にも、フォトコンテストが行われており、「Wilderness.Smithsonian.com」では、毎月、60人の写真をファイナリストとして表示し、閲覧者は自分の好きなを写真に投票することができるようになっています。
写真展、フォトコンテストに掲載された写真の一部をご紹介します。
via : Twisted Sifter